正しい歯並びを正常咬合というのに対して、問題のある歯並びや咬み合わせを不正咬合といいます。
1.上下の前歯の中心がまっすぐ揃っている。
2.前歯の中心から2番目より後ろの歯は、1/2ずつずれている。
3.上の歯が下の歯に2〜3mmかぶさっている。
4.上の歯が下の歯より2〜3mm前に出ている。
(1)適正な歯列の形
骨格や歯の形、数などに大きな問題がなければ、以下の条件を満たすのが治療のゴールです。
(2)適正な上下のかみ合わせ
日本人では、以下の(1)(2)の獲得が理想目標です。
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下唇の下が緊張して"うめぼし″のようなものができる場合、唇を無理してやっと閉じている証拠です。 |
不正咬合の症状は、人によってさまざまです。
一般的な症状は、上顎前突(出っ歯)・下顎前突(受け口)・開咬・叢生(乱くい歯)などがあります。
これらは、見た目が悪いだけでなく、咬み合わせが悪いため、健康上さまざまな影響を及ぼす可能性があります。
下一般的に出っ歯といわれる症状です。上の歯や歯列全体が前に突き出ています。 |
一般的に受け口や反対咬合といわれる症状です。 |
上下の歯を咬み合わせても上下に隙間が開いている状態で、食べ物を咬み切れなかったり、発音が不明瞭になることがあります。 |
一般的に乱くい歯といわれる症状です。顎と歯の大きさのバランスが悪いため、歯が並びきれずに、捻じれたり、重なりあったりしてしまいます。 |
1.凸凹などにより歯磨きがしにくい為 虫歯になりやすい。
2.食べカスが歯と歯の間に溜まる為 歯周病になりやすい。
3.軟らかい食べ物ばかりを選ぶ為 咀嚼機能が低下する。
4.顎関節に負担がかかる為 顎関節症になりやすくなる。
5.よく咬めない為 顎の成長不全をきたす。
6.食べ物を粉砕できない為 胃腸障害をきたす。
7.舌や口唇の運動を妨げる為 正しい発音が出来ない。
8.アンバランスな咀嚼運動の為 悪い姿勢を招く。
9.咬み合わせが不安定の為 集中力が低下する。
10.口元や顔を気にする為 非社交的になる。
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