よくある質問

―治療期間・通院―

Q)矯正治療にかかる期間はどのくらいですか?

A)歯の状態および年齢によって異なりますので一概には言えませんが大体2〜2年半くらいです。
症状によって多少前後することがあります。

Q)どれくらいの頻度で通院するのですか?

A)場合にもよりますが4週〜12週に1回のペースでご来院頂き、ワイヤーやゴムの交換、ワイヤー調節などを行います。

Q)痛みはありますか?

A)装置をつけた後や調整した後2〜3日は、多少違和感やきつい感じがありますがすぐに慣れてきます。

Q)矯正治療で1回の治療時間はどれくらいかかりますか?

A)処置内容により異なりますが30分〜1時間程度です。

Q)歯を抜かないで矯正治療できますか?

A)顎と歯の大きさや、上顎と下顎のバランスが良い状態で歯が並ぶ為のスペースがあれば抜歯せずに治療します。
子供の矯正治療は顎骨の成長を利用出来るので歯を抜かずに済むことが多いようです。

抜歯するかどうかは、精密検査に基づいた正確な診断によります。

Q)虫歯は全部治療してから矯正治療に行ったほうがいいでしょうか?

A)痛みがあるような場合は別ですが、まず矯正治療で虫歯を治す時期や方法の相談をし、治療方針が決まってから先生の指示により虫歯治療を開始します。

Q)装置をつけているとしゃべりにくいですか?

A)最初は少々しゃべりづらくなりますが、慣れれば普通にしゃべ*れるようになります。

Q)矯正器具をつけての体育や音楽の授業などが心配です。大丈夫でしょうか?

A)吹奏楽器は吹きにくいことがありますが、すぐに慣れます。 運動する場合でも特に問題ありません。

Q)矯正について相談に行ったら、その後すぐ治療が始まるのですか?

A)まず資料(レントゲン、歯型)をとってから診断を受けて頂き、それから治療に入っていきます。

Q)治療終了後は何もしなくてよいのですか?

A)きれいになった歯並びを保つためにリテーナーという取り外しのできる装置を使用していただきます。

Q)治療中に結婚式がある場合、当日だけ矯正装置をはずすことはできますか?

A)装置の撤去や再装着料がかかりますが、前後2週間くらいはずすのであれば問題ありません。

Q)治療中に引っ越しなどがあった場合、これからの治療はどうなりますか?

A)お引っ越しが決まりましたらお早めにお知らせください。
治療費を精算し、転移先に近い矯正歯科をご紹介いたします。 治療がスムーズに継続できるように矯正専門医のネットワークがありますのでご安心下さい。

Q)治療中に妊娠したらどうなりますか?

A)矯正装置をつけている段階なら特別な問題は何もありません。治療に入る前のX線撮影や抜歯など は、妊娠時期によっては避けるが望ましいですが、すでに矯正装置をつけて動的治療をしているのであれば、妊娠しても特に差し障り
はありません。

―診療時間―

Q)土曜、日曜も診てもらえますか?

A)はい、診察しております。

Q) 完全予約制ということですが待ち時間はありますか?

A)待ち時間は殆どありませんが、まれに5分程お待たせすることもあります。

Q) 予約のキャンセルはいつまでにすれば良いでしょうか?

A)前もってわかっている場合は前日までにお願いいたします。当日のキャンセルもご予約の時間までに ご連絡をいただければ受付けします(当日のキャンセルについては他の患者さんに迷惑になりますの で、なるべく前日までにご連絡していただきますようご協力よろしくお願いします)。

Q)緊急時はすぐに処置をしてもらえますか?

A)何かおかしいと思ったらすぐ来院してください。

―治療の開始時期―

Q)年齢が高いのですが、矯正治療の効果はありますか?

A)歯や歯茎、あごの骨などの状態が健康であれば、何歳になっても歯列矯正治療は可能です。矯正治療は子供達のためばかりに行われているわけではありません。
ただ、成長期にある子供の方が成長・発育を利用しながら治療が進められるので条件が有利になります。

Q)どのくらいの年齢から矯正治療をはじめれば良いのでしょうか?

A)矯正治療の開始時期は、歯並びの状態だけでは決められません。
骨格の問題、習癖や治療する本人の全身の健康状態や成長の度合い、そして本人とその家族のやる気と理解で変わってきます。
矯正治療は、始める時期により「早期治療」と「永久歯治療」の2つに分けられます。

早期治療というのは、乳歯列や混合歯列の時期(6歳から9歳くらい)に始める治療のことです。この時期の治療は、明らかに悪い状態であるなら、少しでも治療しておいて、永久歯が正しく生えやすい環境をつくったり、永久歯の矯正治療を始めるための準備を整えておくのが大きな目的です。

早期治療は、成長を利用して骨格のズレを治療したり、歯列を拡大したり、部分矯正をするのに適しています。指しゃぶり、舌癖、爪噛みなど、歯並びに悪い影響のある習癖をやめさせて、それ以上歯並びが悪くならないようにするのも早期治療のひとつです。

順応性の豊かな時期ですので、患者本人の苦痛も少なく、早く慣れて、好ましい反応を得やすいといえましょう。また、早く始めれば、歯を抜かずに治療できる可能性が増すなどのメリットがあります。
永久歯治療では、乳歯がすべて交換して永久歯がほぼ出そろった状態ですので、ほとんどの場合、歯にブレースを付けて、広い範囲にわたって徹底した治療を行うことができます。

とくに、歯を抜く必要のあるケースでは、治療を開始するときに乳歯が残っていないほうが、治療の能率がいいということもあって、早くても11〜13歳が開始年齢になります。 早ければ早いほど良いとも限らないので、まずは、一度ご相談ください。

―見えない矯正―

Q)治療期間は通常の矯正に比べ、どのくらい違うのでしょうか?

A)表からの装置に比べると、少し長くなります。

Q)「見えない矯正」は、通常の矯正に比べ、きれいに治らないと聞きましたが?

A)矯正治療では多くの場合、歯を抜いてスペースを作り、その分、前歯を後ろに下げるといった方法を取りますが、この場合、前歯を後に移動させるのに奥歯を固定源に利用します。

前歯と奥歯が綱引きをしている様子を想像してください。綱引きではどちらか片方が引っ張られ勝負がつきますが、矯 正治療では奥歯が引っ張られてしまっては前歯が下がりません。表側の装置による治療では、ときに前歯が下がらず奥歯が前にきてしまうことがあるのです。

その点、舌側からの装置は奥の固定源が動きにくいというメリットがあるので、それだけ前歯がたくさん下がります。したがって高い治 療効果期待できます。また舌を出す癖のある人にはメリットがあります。ラビアル方式(表側からの矯正)ですと、この癖が邪魔をして前歯が下がりにくいことがありますが、リンガル方式(裏側 からの矯正)であれば歯の裏側に装置がついているので舌の動きを封じることができるのです。

装置が習癖を止めるハビットブレーカーとしての役割をはたしているからです。

Q)出っ歯なのですが、「見えない矯正」はできるのでしょうか?

A)出っ歯の場合でも「見えない矯正」で治療することができます。

―治療や効果―

Q)矯正器具「ブレース」の色は銀色だけですか ?

A)金属(メタル)のものと、クリアタイプものとがあります。クリアタイプにものは透明ですので殆ど 目立ちません。当医院では前歯部は全てクリアタイプのものを使用しています。

Q)歯ブラシが上手にできるか心配です。

A)矯正装置を付けていますと、歯みがきはしにくいので普段以上にケアをしないと虫歯や歯槽膿漏にな る危険が高くなります。矯正治療を受けるにあたり当医院では、歯みがきの方法はもちろん、治療中のメインテナンスを徹底して行っております。患者さんが当医院との約束事を守って協力していた ければ、大きな問題が起きることはありません。

Q) 虫歯があります。虫歯の治療が終了してから矯正治療してもらった方が良いのでしょうか?

A)検査の結果、虫歯の治療をしないと矯正治装置が付けられなかったり現在痛みなどの症状がある場合には、矯正治療に先立って虫歯の治療をしていただくことになります。

しかしそのような問題がなければ、先に矯正治療を始めることもあります。 また、現在歯に被せてある冠や詰め物はA悪い歯並びの状態に合わせて作られていますので、矯正治療の途中あるいは終了後に作り直さなくてはいけな いこともあります。いずれにしても検査の結果、治療方針が決まらないと何ともいえません。
まずは、ご相談ください。

Q) 矯正治療では必ず抜歯するのですか?

A)矯正治療を受ける全員の方が抜歯をしなければならないというわけではありません。抜歯をする場合は科学的でかつ合理的性のある判断と、技術者の豊富な経験が必要です。

綿密で繊細な診断によって不必要な抜歯を少なくすることができます。歯を抜きたくないとおっしゃる方へは、できるだけその希望をかなえてあげたいと思っています。

Q) 下顎が出ている場合でも治りますか?

A)矯正では骨の形状までは変えられません。外科手術によって治せます。

―その他―

Q) 指しゃぶりは、歯ならびに関係ありますか?

A)はい、関係あります。しゃぶる頻度が減ってきているようすがなく、昼間もよくしゃぶり、指タコがはっきりとわかるような場合は、開口(前歯だけが開いている)や上顎前突(出っ歯)になる可能 性が高く、歯列、咬合、発音、舌癖、口元などに影響が出てきます。程度も重い場合が多いのが特長です。 特に学童期(6歳〜12歳)では、自然に止めるのは難しく、そのため歯並びも悪化しやすくなります。小児歯科や矯正歯科等による治療や指導を要します。

Q) 治療中に食べてはいけないものはありますか?

A)ガム、キャラメルなどの粘着性の食べ物は避けてください。肉類などの硬いものは、乱暴にかまずに細 かく切ってゆっくり噛むようにすすめてしています。

Q) 矯正と審美歯科とは違うのですか?

A)矯正歯科はご自身の歯を自然なままで保ちつつ動かして歯ならびを治していきます。 審美歯科はご自身の歯の神経を取ったり、削ったりし被せものなどで修復していく方法です。

Q) 不正咬合の原因は何でしょうか?

A)不正咬合の原因についてですが、   

●遺伝的原因では、下顎前突や上顎前突の一部または顎と歯のアンバランスの叢生・空隙歯列などがあります。

●先天的原因には、歯が足りない(欠如歯)、または多い(過剰歯)、歯が普通より小さい(矮小歯)、または大きい(巨大歯)、歯が隣の歯とくっいている(癒合歯、癒着歯)があります。   

●後天的原因には、乳歯が早くなくなる(乳歯の早期喪失)、乳歯がいつまでもある(乳歯の晩期残存)、 永久歯が早くなくなる(永久歯の早期喪失)などがあります。

家庭的にできる不正咬合の予防は、クセをなくす、乳歯、永久歯に虫歯を作らないことです。    
弄舌癖 舌を咬んだり、吸ったりする  →上顎前突・開咬の原因になる可能性があります。    
弄指癖 指しゃぶりその他(ほおづえ、うつ伏せ寝等)  →交叉交合の原因になる可能性があります。

Q) 矯正器具は食事に影響がありますか?

A)装置を入れた直後は、少し違和感や痛みを自覚されることがありますが数日から1週間ぐらいで慣れてしまう場合がほとんどです。

                                       監修 東戸塚たいらく矯正歯科

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